ソニー、第２四半期の連結業績発表

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051027/sony.htm
（impress AV watch）
２７日、ソニーの２００５年７月～９月の連結決算が発表された。
売上は横ばいの１兆７０３０億円。営利は５１，９％アップの６５９億円。
税引前利益５０，８％増の９５４億円、当期純利益は４６，５％減の２８５億円。
営利の増加には厚生年金基金の代行返上分７３５億円が含まれているので
実質あいかわらず、かなり苦しい状況・・　

ブラウン管テレビが足をひっぱり、液晶ブラビア効果もまだまだ・・
さらにデジカメが不振・・　そりゃ、必需の手ブレ補正、いつまで経っても
つけないんだもの・・　これは当然な気もする。
どこみてもサイバーショットは売上ベスト１０すら入らなくなってしまった、
太陽に焦がれて堕ちたサイバーショットという翼・・　かなり深刻・・　

ウォークマンも新しいＡシリーズが間に合っていないから・・ということだけど
Ａが出てきても、i-pod陣営に較べて魅力という点で厳しすぎる・・
コネクトプレーヤーなるソフトになって、余計混乱しちゃいそうだ・・心配。

ＰＣのＶＡＩＯはやや売上を持ち直したようだ。デザインはtypeFやTなど筆頭に
全般に魅力的な機種ばかりなので、何故売れないんだろう・・と思っていたが
ここにきて、やっと売れ始めたのはうれしい。

ソニーエリクソンは特に海外向けが絶好調なようだ。
国内向けになると、何故かデザインセンスを平凡なものに抑えてしまうので、
ちょっと苦しいんじゃないかと・・
海外向けのような端末を出して欲しいが・・

と、最近の製品を見てると、この先、第３Q、４Qと急激に伸びるかというと
ちょっと厳しいも厳しい、まだまだ年月はかかるかな・・という印象をもった。
ブランド力やファンの多さでは抜群なのだから、他の企業より有利なはずで
ちょっとでもいいものを出せば、売れると思うんですけどね～。

コメント 8

ソニーショック！あの出来事は２００３年４月の事だったでしょうか？
いくらマーケットが冷え込んでいたとは言え、日経２２５は７７００も割り込んだ。
それだけ世界中の機関投資家が注目しているソニー
誰もが注目しているソニーブランド
何はともあれ今後、本業の営業益大幅増、大幅上方修正！期待したいものですね。
私事ではありますがＨＤＤ内蔵ハンディカム発売ならすぐに飛びつくのに＾＾
by joueur (2005-10-28 09:32) 

注力製品がことごとく怪しいですからね～。
こうなってしまっても仕方がなく思えてしまいます。
まだ危機感が甘いのか、画期的なことをやってくれる技術者がいなくなってしまったのか、気持ちばっかりの空回りなのか・・・。
by ahtoh (2005-10-28 13:35) 

一人のソニーファンとして、
ソニーにはホント頑張って欲しいです。

ミュージックプレーヤ市場「だけ」について言えば
正直なところ当分iPodの独壇場でしょうね。
いち早く自動車メーカやカーオーディオメーカに働きかけて、
事実上の標準規格に近いですし、
放送業界を巻き込んだポッドキャスティングも
これからますます盛り上がりそうですからね。

私たち地方の人間からすると、
クルマで移動する事が殆どなので
コンパクトさを追求したスタイリッシュなモノよりも
自分の好きな音楽をどこにでも自由に持ち運べて、
ワンタッチで接続可能なカーステがあり、
しかもカーステ側から「制御出来る」という点は
製品購入において非常に大きなポイントになります。

おそらくソニーが同じ機能を実現したとしても
ソニーのカーオーディオ製品としか繋がらないと思いますが、
そういったニーズを満足させる製品企画をお願いしたいです。
by 山猫庵 (2005-10-28 14:44) 

>joueurさん
ソニーショック、０３年の４月、ゴールデン前の出来事でしたね。
２００６年の創立６０周年までに、ソニーを完全復活させる、
「トランスフォーメーション６０」が発表されてたときでもありました。

しかし・・あと２ヶ月、、　その話は絵に描いた餅に・・　
だいぶ重症みたいですね。
みんな期待してるのに、ファンも多い、中の人も相当頑張ってるだろうに、
たいして結果が出ないんですから・・
HDD内蔵ハンディカム、ソニーならすぐ出そうな感じですが・・
by はまちゃん (2005-10-28 20:31) 

>ahtohさん
今年は飛躍の年にしないといけなかったのですが、これといってパッとした
製品がなかった気がします・・
ロケーションフリーなんか、なかなか今年のなかでベストマシンのような気が
しますね。PSPで活用して、これは相当魅力的です。
あとは春の香水瓶のヒットは良かったですね。　
今度出るHDDミニコンポ、ネットジュークもいいですね。でもそれくらいか・・

技術者も当然抜けてしまってるんでしょうけど、会長、社長交代があったり
リストラ騒ぎがあったり、ドタバタしてしまって製品に注力というより
そちらが気になって落ち着かなかった年かもしれませんね。
by はまちゃん (2005-10-28 20:38) 

>山猫庵さん
i-podがこれだけ独走してしまうと、市場が完全にそちらに移ってしまって
もはや苦しい状況といえますねぇ・・
香水瓶が出た時は、メモリオーディオの牙城を切り崩したかにみえましたが
nanoが出て、またしても突き離された感があります・・

山猫庵さんのおっしゃる車での使用はリアルな意見で、なるほど、
車内で使うにはi-podの方にかなり分があるんだな・・と改めて思いました。
アップルの方がいろいろ、取り巻きがうまい印象ですね。
by はまちゃん (2005-10-28 20:44) 

なんだか、相変わらずまだら模様な決算でしたね。

HC1の大ヒットでハンディカムは↑
PSPの大ヒットでゲームは↑
BRAVIAにヒットの兆しで液晶テレビは少しだけ↑
VAIOは台数はそこそこでも利益率は改善して↑
結局誰も儲からないまま終わりそうなDVDレコーダは→
ウォークマンは香水瓶の貯金を使い果たして↓
ブラウン管テレビは在庫の山を築いて大きく↓
サイバーショットはヒット商品無しで↓
映画はスパイダーマンに頼りすぎで↓

どれもヒット商品が無いか、あっても長続きしないもんで、毎年入れ替わりで、どっかの部門が大赤になるという状態。まぁこれはSonyに限らず、日本の電機メーカー全体が抱える問題なんですが、

「ただまじめに良いハードをつくれば売れて儲かる。」

という時代は終わったことを悟るべきかと。iPodが強いのはハードが優れてるわけでも、ソフトが揃ってるわけでもなく、

「新しいライフスタイルそのものを創造し、世の中に提供した。」

ことにあるわけですから、ただハードをつくるのではなく、新しい生活を提案できる商品じゃないと、あっというまに価格競争に巻き込まれて、利益も出ずに終わるでしょう。そういう意味ではロケーションフリーとXビデオステーションは、テレビ生活そのものを革新する、利益の見込める製品だと思っています。

iPodに勝つには、これから２～３年は大赤字覚悟で雌伏のときを過ごし、iPodの概念そのものを入れ替える、「2011年の新しい音楽生活」をSonyグループ全体で提案していく必要があると考えます。
by akoustam (2005-10-28 22:36) 

>akoustamさん
その「新しいライフスタイルを想像し、世の中に提供・・」は
まさにソニーが今まで過去にやってきた、、それがソニーの歴史、ブランド力を
築いたわけなんですよね。・・・
今、他社のマネをして、ただソニーというバッチを付けて売ってるだけにしか
みえない現状では、価格競争に埋もれてしまって、そのまま消えて行って
しまう運命にあると・・・

しかし、ロケフリとXビデオが目新しいというくらいでは、
相当来年も厳しい状況が予測されますね。
最近組織の壁がなくなり、グループ内の連携も良くなってきたことだし
全社をあげて、何か魅力的なものを開発して欲しいものです。
by はまちゃん (2005-10-28 22:54)