ソニー、ストリンガー会長が英紙に不満表明

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2005092403850aa
（NIKKEI　IT＋PLUS）

ソニーのCEO、ストリンガー会長は、英紙のフィナンシャルタイムズの記者との
インタビューで、利益の出ない事業を整理しようとしない、もっと人員削減を
しなければいけないのに、一部幹部の反発で出来なかったと不満を漏らした。

確かに２２日の発表は、想像より大したリストラではなかったな・・と思った。
やはり幹部同士で対立があって、無難な策になったようだ。
もし本当にストリンガー氏の思いのままにリストラしていたら
金融、so-netやVAIOなどもその対象になっていたように思う。
私としてはとりあえず、ホッとしたところだが、これはどうなんだろう？
経営のやりくりは、私が思ってる以上に火の車なのかもしれない・・
だからどうこう言える問題でもない・・

株価的にみると、３８００円前後で、２２日のリストラ策はあまり評価
されなかったようだ。
ストリンガー氏就任の時、ご祝儀相場、期待を込めて４０００円をクリアした
が、それ以降、日経平均が上がっているわりには、横ばい状態だ。

今後、ストリンガー氏と幹部との間にさらなる確執が生まれ、
文化の違いが理解されずさらに大きくなると、
ソニー再建のプランにもいろいろ影響が出てきてしまうかもしれない。
お互い納得いくまで話し合いをして、ソニー再建の為に
一番良い再建方法を見出して、ファンとしては頑張ってもらいたい。

コメント 4

同じ２２日に日産は完全復活宣言を出しましたよね。
翌日の新聞ではソニーのニュースと並んでいたので
なんとも皮肉な感じで紙面を眺めていました。
カルロス・ゴーンＣＥＯの再建策は
日産にとって相当な痛みを伴ったと思いますが、
結果的には信じられないくらいの短期間の間に
日産は復活を果たすことが出来ました。
ソニーにも一時的な痛みを恐れずに
将来を見据えて再建に取り組んで欲しいと思います。
by 山猫庵 (2005-09-26 23:04) 

>山猫庵さん
こんばんわ。日産もあれだけ大きな組織が、カルロスさんの手腕によって
短期であれだけ変えられるんですから、信じられない驚きでした。
日産の９０年代後半は本当に酷い状態で、今のソニーはそこまで酷くないと
いう認識があるのか、幹部に危機感がそれほどあるようにはみえません。
それが今回のやわらかな策になったのかと思います。
一時的な痛みといえど、一旦は商品はなくなる、技術者は去る、わけですから
この決断は苦しいものがあるんでしょうね・・・
by はまちゃん (2005-09-27 00:01) 

どこまで本当かわかりませんが、中鉢さんが「これ以上の首切りは、優秀な技術者まで逃げ出す。」と抵抗したらしいですね。

日産の場合、本社の業績は復活したものの、下請け・孫請けはしわ寄せで相当泣くことになった、なんて話も聞いたことがあるので、本当にみんなが幸せになる方法って、すごく難しいんだと思います。

とにかくSonyには、外野の喧噪は気にしないで、「すごい製品」で結果を示して欲しいものです。
by akoustam (2005-09-27 02:38) 

>akoustamさん
どの企業もリストラかけると皮肉なことに、優秀な人から逃げ出すもので、
どんどん悪い形になっていくのですが、中鉢さんの判断も理解出来ます。
幸せというのは、誰かの犠牲のうえで成り立つものであって
みんなが、すべての人が幸せになる方法はないんでよね・・
この法則は人生のすべてにも当てはまりますけど・・

ソニーは物を作って、それを売って儲ける企業ですから、
他社より良い商品を提供する、それしか回復の道はないですもんね。。
by はまちゃん (2005-09-28 00:50)